2009年04月27日

お別れの日

 
ジュニアとお別れする日が来た。

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想像よりたくさんの人が情報を見てくれ、実際に車を見に来てくれた人も数人いた。しかし落札したのは、現車確認をしかなった方だった。つまりその方はアウトドアジュニアだからという理由だけで引き継いで下さった訳だ。

私がジュニアを手に入れた時と全く同じだ。



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アウトドアジュニアは、他に比べるものがない車だ。

全長450(後期は463)cmという短い車体に2800W、つまり小さな家一軒分の電力を正弦波で供給する発電機を積み、家庭用エアコンを積み、158リットルとアメリカンモーターホーム並の清水タンクを持ち、電気温水器による温水シャワーとトイレがあり、決して広くないダイネットを思いっきり二つのエリアに分けている。

こんな車、他にない。


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日本にアウトドアジュニアは200台程度しかないらしい。

そりゃそうだ。小さなビルダーの職人さんが、月に2台のペースで手作りしているのだ。大きなキャンピングカービルダーの中には海外に工場を持つところもあるが、町工場規模のビルダーでは大量生産はできない。だからビルダーのリーさんは、新車の買い手全ての人のことを知っている。


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今アウトドアジュニアを新車で手に入れることはできない。

ベース車両の生産中止が決まり、新しいベース車両が決定されていないため、注文を受けていないらしいのだ。もともと納期半年が当たり前のキャンピングカーだったのに、ますます待ち時間が長くなっている。その意味で、欲しいと思ってさほど長く待たず乗れた私は幸運だった。



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しかし後悔の念はある。

ジュニアと分かれる時、「どうしてもっと早くキャンピングカーと出会わなかったのだろう」という思いで、正直頭がいっぱいになった。

私のジュニアは、2回車検を通した。
車検証を見ると、2度の車検の間の走行距離は僅か5000km程度だった。数年前に買った小型バイクが面白く、一人の時はほとんどバイクに乗っていたせいもあるが、それにしても少なすぎる。実際、私はジュニアに1万q乗っていない。後で買ったバイクの走行距離が2万キロになろうとしているのに、だ。

私にとってアウトドアジュニアは、子どもたちと遊ぶための道具だったようだ。もし子どもたちが小さい頃ジュニアを手に入れていたら、どれだけ活用できただろう。どうして子どもたちが小さかった頃、キャンピングカーを持とうとしなかったのだろう。お金で時間は買えないと誰かが言っていたが,その通りだ。

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結局ジュニアは雨の日以外駐車場で大人しく休んでいることが増え、昨年はついにバッテリーをあげてしまったこともあった。車は動く機械だ。休ませ続けるのは良くない。今回ジュニアを手放したのは、このままろくに走らせないままだと、このまま駐車場で朽ち果ててしまうのかもしれない、という一種の恐怖だったような気もする。

誰かジュニアを知っている人に活用してもらいたい。
これだけの車、今ではそうそう手に入らない名車なのだ。このまま駐車場の飾りにしていてはもったいなさすぎる。


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ジュニアを見に来てくれた人の中には、その小ささにあきらかにがっかりしていた人もいた。アウトドアジュニアの事を知らずに「キャンピングカー」ということで関心を持ったようだった。

しかし幸運なことに、次の乗り手の方はジュニアを熟知している方だった。この方なら絶対ジュニアの機能を無駄にはしない。これは幸運なことだったと思う。



さて、いま私は車を持っていない。


まずは当面使える安い車を探さなければならないのだが、どうしても譲れないことがある。

それは車の中で水平に眠れることだ。



上の二人の子どもはもう大学生と高校生で親と一緒に車中泊などはしない。下の娘は乗り物と宿の旅が好きで、たぶんこちらも車中泊に付き合うことはあまりないだろう。

となると、私一人が快適に眠れれば良い。


アウトドアジュニア日記は終わるが、このブログは終わらない。快適なひとりでの車中泊を目指す、そんな私だけの遊びが始まるのだ。車の中で眠るというスタイルを捨てる気は毛頭ない。

まずは車選びから再スタートだ。


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ブログの名前は多少変更しても、引き続きのぞいていただければ、少しだけうれしい。

posted by 元アウトドアジュニアユーザ at 21:51| アウトドアジュニア