2008年02月03日

軽自動車のキャンピングカー「軽キャンパー」徹底比較


軽自動車のキャンピングカーが人気だ。

その気持ちは良く分かる。私もアウトドアジュニアの購入を決定するまでは、当時選択肢の一つとしてラクーンとヤドカリを考えていたし、「小さなキャンピングカー」というコンセプトが気に入っていたからだ。AUTO CAMPER (オートキャンパー)2008年02月号の「ビルダー&ショップが選んだベストキャンピングカー」という特集で、ベスト10のうち10位にラ・クーンが、そして8位にテント虫がランクインしていた。キャンピングカーを作る側から見ても、軽自動車キャンピングカー/軽キャンピングカーの魅力は捨てがたいということだろう。

軽自動車キャンピングカーの魅力は何だろうと考えると、まず安さが頭に浮かぶ。国産のキャブコンは安い物でも300万円台からなのに、軽自動車のキャンピングカーは200万円が中心で中には100万円台のものもある。

しかし普通の車として、軽自動車のキャンピングカーは決して安くはない。220万円あったらプリウスの新車が買える。フィットやヴィッツと言った大衆車クラスなら2台も買える。中には「200万くらい安い物」という人もいるだろうが、私にとって200万は大金だ。200万円台という価格に見合う魅力が軽自動車のキャンピングカーにあるのかどうか、考えてみた。


まず、軽自動車の単なるバンコン、つまりバンクベッド型のFPR加工やルーフポップアップなど、プロではなければ出来ない加工がされていない軽キャンピングカーには全く価値がないと感じる。

これは本家のバンコンのページでも書いたが、ただワゴン車にベッドと調理器具を取り付けただけの「キャンピングカー」に数百万円も払う気がしない。ましてや、軽自動車でだ。そんなものを買うなら、その辺の中古車屋や個人売買で30万位の軽ワンボックスを買って、後部にウレタンマットとフローリング材を敷き詰め、こんな折りたたみベッドでも積んだ方が良い。このバートボーダーフォールディングコットなら2980円だし評判も良いし、別に荷物室をフローリング加工しなくても、これを2台後部に並べれば立派な就寝定員2名のキャンピングカーだと思う。簡易ベッドが嫌だったらどこでも売っている折りたたみベッドを買って載せればよいとも思う。これにマットレスや毛布をセッティングすれば、その辺のキャブコンのバンクベッドよりよほど寝心地が良いだろう。水が欲しかったらウォータージャグを、テーブルが欲しかったらフォールディングテーブルを載せればよい。実際軽自動車のワンボックス車を立派なキャンピングカーに自力で改造した人も少なくない。この方が圧倒的に安上がりだし、何より楽しいと思う。

では、完成品として買う価値がある軽自動車のキャンピングカーはどれだろう。自分が今買うとしたらどれを選ぶだろう。オートキャンパー誌に登場した2台にはどちらもFRP加工やポップアップルーフなどプロの仕事がしてある。さすがに定番だけあって間違いはない。


まず固定ファンも多いラ・クーン
raku-n.jpg

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軽自動車のキャンピングカーが人気だ。

その気持ちは良く分かる。私もアウトドアジュニアの購入を決定するまでは、当時選択肢の一つとしてラクーンとヤドカリを考えていたし、「小さなキャンピングカー」というコンセプトが気に入っていたからだ。AUTO CAMPER (オートキャンパー)2008年02月号の「ビルダー&ショップが選んだベストキャンピングカー」という特集で、ベスト10のうち10位にラ・クーンが、そして8位にテント虫がランクインしていた。キャンピングカーを作る側から見ても、軽自動車キャンピングカー/軽キャンピングカーの魅力は捨てがたいということだろう。

軽自動車キャンピングカーの魅力は何だろうと考えると、まず安さが頭に浮かぶ。国産のキャブコンは安い物でも300万円台からなのに、軽自動車のキャンピングカーは200万円が中心で中には100万円台のものもある。

しかし普通の車として、軽自動車のキャンピングカーは決して安くはない。220万円あったらプリウスの新車が買える。フィットやヴィッツと言った大衆車クラスなら2台も買える。中には「200万くらい安い物」という人もいるだろうが、私にとって200万は大金だ。200万円台という価格に見合う魅力が軽自動車のキャンピングカーにあるのかどうか、考えてみた。


まず、軽自動車の単なるバンコン、つまりバンクベッド型のFPR加工やルーフポップアップなど、プロではなければ出来ない加工がされていない軽キャンピングカーには全く価値がないと感じる。

これは本家のバンコンのページでも書いたが、ただワゴン車にベッドと調理器具を取り付けただけの「キャンピングカー」に数百万円も払う気がしない。ましてや、軽自動車でだ。そんなものを買うなら、その辺の中古車屋や個人売買で30万位の軽ワンボックスを買って、後部にウレタンマットとフローリング材を敷き詰め、こんな折りたたみベッドでも積んだ方が良い。このバートボーダーフォールディングコットなら2980円だし評判も良いし、別に荷物室をフローリング加工しなくても、これを2台後部に並べれば立派な就寝定員2名のキャンピングカーだと思う。簡易ベッドが嫌だったらどこでも売っている折りたたみベッドを買って載せればよいとも思う。これにマットレスや毛布をセッティングすれば、その辺のキャブコンのバンクベッドよりよほど寝心地が良いだろう。水が欲しかったらウォータージャグを、テーブルが欲しかったらフォールディングテーブルを載せればよい。実際軽自動車のワンボックス車を立派なキャンピングカーに自力で改造した人も少なくない。この方が圧倒的に安上がりだし、何より楽しいと思う。

では、完成品として買う価値がある軽自動車のキャンピングカーはどれだろう。自分が今買うとしたらどれを選ぶだろう。オートキャンパー誌に登場した2台にはどちらもFRP加工やポップアップルーフなどプロの仕事がしてある。さすがに定番だけあって間違いはない。今日は雪も降っていて外出したくないし、全ての軽自動車キャンピングカーを調べてみることにする。


まず固定ファンも多いラ・クーン
raku-n.jpg

ラ・クーンはキャブコンの様な外観だが、実際に大人がバンクベッドに寝ることはできない。就寝定員は大人2名だ。しかしラ・クーンは内装が良い。オートショップアズマの軽キャンピングカーは、そのしっかりした内装が魅力だ。敢えてキャブコンの形状を作ったことでダイネットの天井高が高くなり(全高2400mm)とてもくつろげそうだ。ラクーンはバンクベッドのためではなく、この天井高を確保するためにキャブコンの形状を選んだのだと思う。大人の秘密基地、という感じがする。このインテリアになら内装の費用も払う価値はある。


そして、オートキャンパーで8位のテントむし
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この軽キャンパーにはポップアップルーフの2段ベッドが装備されていて、家族4人で寝ることができる。上部ベッドは1650mm×1100mmと子ども用の感はあるが、家族で出かけるのは子どもの身長が160cm程度までと割り切るのも良い。それになんと言っても折りたたみ式のポップアップルーフは、キャブコンのような特異な印象を見る人に与えない。これは後に続くポップアップルーフ式の軽自動車キャンピングカー全てに言えることだが。カラーリングやデザインについては好みが分かれるところだろうが、可愛らしい外見は家族連れに良く似合う。


ek-camp
ek_camp.jpg

この軽キャンパーは名車マンボウクラシックを世に送り出したロータスRV社の軽自動車キャンピングカーだ。小振りのキャンピングカーを作ってきたノウハウが内装やルーフに見られる。カラーリングのシンプルさも個人的に好きだ。内装も品がよい。


ポップアップルーフ式の軽自動車キャブコンはまだある。

マイボックス・ポップアップ
mybox_popyp.jpg

FFヒーターを扱うホワイトハウス社が作った軽キャンパーだ。以前ステップワゴンでポップアップルーフタイプのバンコンを作っていたが、軽自動車ではバモスベースで架装している。外見が普通のバモスにしか見えないことが気に入る人も多いだろう。


ピクニック
picnic.jpg

こちらはスズキのエブリィに内装とポップアップルーフを架装している。またセカンドシートをエブリィそのままにしている4ナンバー車だ。ポップアップ以外はシンプルな架装で、一番安いグレードでは200万円を切る価格に抑えてある。


トライキャンパー
trycamper.jpg

これも三角型にポップアップルーフテントが開くが、サイトのトップページにはルーフの両端が上がった四角いルーフテントの画像もある。ベース車はスバルサンバーだが、内装だけの架装、ルーフテントだけの架装も行っている。50万円強で手持ちの車にルーフテントだけ架装してもらうことも可能だ。


FRPでシェルを載せるタイプも増えた。

ジャストK3
just_K3.jpg

軽自動車キャブコンの宿命として張り出し部分は大型収納庫となっているが、オプションでバンクベッド仕様にすることもできる。子どもサイズのベッドならなんとかなるだろう。また足回りにも気を配り強化サスペンションや増しリーフなどの架装もされている。


All in K
allinK.jpg

1500wのサイン波インバーターや電子レンジ、冷蔵庫なども標準装備の充実軽自動車キャブコン。コンセントも2個所ついてくるし、増しリーフやアブソーバ変更の強化サスペンションまでもが標準装備だ。それでいて価格をなんとか200万円台に抑えている。後発車種だけあって、既存の軽キャブコンをよく研究している印象を受ける。


ヤドカリも健在だ。
yadokari.jpg

ヤドカリは厳密にはキャブコンではない。スズキキャリーの荷台にFRPのシェルを載せていて取り外しも可能だ。山梨のミスティックが得意とするピックアップキャビンという方が正確かもしれない。運転席とシェルは完全に分断されるが、ベース車が壊れても載せ替えることができるという大きなメリットがある。価格も153.5万円からと安い。(引き算をするとシェルの価格が推測できますね)。個性的で経済的なキャンパーだ。


そして今回一番興味を惹いたのがK-aiだった。
k-ai.jpg

このk-aiは名車ラ・クーンを世に送り出したオートショップアズマが作ったポップアップルーフ式の軽キャンピングカーだ。他のポップアップルーフと違いテントが四角形で、ルーフベッドも1060×1880mmと大人が寝ることができる長さを確保している。ラクーン譲りの品の良い内装もポイントが高い。キャブコンではないので車高は低いが、ルーフを上げれば170cmの車内高を確保できる。ラ・クーン+テント虫的な車だ。


軽自動車のキャンピングカーは、後発のものほど先駆車の良いとこどりをしていて、日々進化している印象を受ける。キャンプシーズン到来前には、また新しい車が発表されていそうだ。詳細な情報は軽自動車キャンキングカー専門誌でゆっくり比較することもできる。


面白い時代になってきたものだ。

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posted by 元アウトドアジュニアユーザ at 16:39| 雑談